- 近年の大学受験がどの程度厳しいのか知りたい
- 思っているよりも大学受験は厳しいのではないかと不安だ
- もうすぐ受験だが厳しい状況で困っている
受験生の中にはこのような心配事や悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。
実際にふたを開けてみないとどうなるのかわからないのが受験の難しさで、合格できるはずの大学に合格できなかったという話もよく聞きますよね。
受験の現実とはどのようなものなのか、大学受験とはどの程度厳しいものなのか、合格のために努力をしている受験生ならば一度は不安になるかと思います。
実際の体験談や統計から大学受験の現状をご紹介していきますので、受験の厳しさについて知っておきたいという人はぜひ参考にしてくださいね。
大学受験の厳しい現実とは
ここでは大学受験の現実について、統計やSNSの投稿、ネットの体験談などを調べてお伝えしていきます。
受験の現実とはどのようなものなのか、大学受験とはどの程度厳しいものなのか、心配になったり不安に感じたりしますよね。
あらかじめ現実を知っておくことで対処できることもあると思うので、詳しくみていきましょう。
統計からわかる現実
ここでは大学受験に関する次の2つの統計を調べて、現状をご紹介していきます。
- 第一志望の大学に合格・入学した人の割合
- 現役で合格した人の割合
第一志望の大学に合格・入学した人
ひとつ目ののグラフは、大学受験パスナビの「入学した大学の志望順位と満足度」の調査結果です。
第一志望の大学に入学した大学生は55%、第二志望以下の大学に入学した大学生が45%となっています。
第一志望の大学に入学できた人の満足度は、満足と答えた人の割合が76%と高いようです。
一方で第二志望以下の大学に入学した人の場合、満足と答えた割合は40%と半分近くまで下がっていることがわかります。
2つ目ののグラフは、スタディチェーンの「第一志望の大学に合格したか」の調査結果です。
現役大学生のうちの42%が第一志望の大学に合格したと答えています。
一方で、第一志望の大学に合格できなかったと答えた大学生は58%です。
3つ目のグラフは、株式会社JR東日本ウォータービジネスが大学生に調査した「第一志望の大学の合否」の結果です。
約53%の大学生が第一志望の大学に合格したと答えています。
一方で約47%の大学生が不合格だったようです。
大学生の約2人に1人が第一志望ではない大学に入学しているということなので、現実はなかなか厳しいようです。
現役で合格した人の割合
次のグラフは文部科学省の学校基本調査による、2019年度の大学合格者の内訳です。
2019年度は約78%が現役で合格していて、一浪で合格した人が17%、二浪以上で合格した人が約5%です。
同じく文部科学省の2018年度の調査では、現役の割合が79%、浪人生が21%という結果がありました。
大学生の約5人に1人が浪人を経験しているということになり、現実はそれほど甘くないようです。
SNSの投稿からわかる現実
次に大学受験に関するSNSの投稿を調べて、そこからわかった大学受験の現実をご紹介します。
SNSには主に次のような厳しい現実がありました。
- 志望大学に全部落ちてしまった
- 体調を崩してしまった
- お金がかかった
それぞれ実際の投稿をみていきましょう。
志望大学に全部落ちてしまった
中には10校以上落ちてしまったり、浪人したのにまた落ちてしまったというとてもつらい話もありました。
全部落ちてしまうと行くところがなくなってしまって困りますし、これまでの努力が無駄だったように思えてとても悲しいですよね。
残念ながらこのような厳しい現実もあるようです。
体調を崩してしまった
試験中に体調が悪いと実力が発揮できずにつらいですよね。
体調によっては別室で試験を受けることもあるようです。
また出願時期に体調を崩し、志望校に出願できなかったということもあるようなので、試験日だけではなく出願時期にも体調に注意が必要ですね。
お金がかかった
受験料以外にも受験会場までの交通費や宿泊費、滑り止めの大学に支払う入学金など、大学受験には多くの費用がかかります。
特に私立大学をたくさん受ける場合や、宿泊が必要な受験の場合は注意が必要ですね。
行かない大学でも滑り止めとして押さえておくためには、入学金などを支払う必要がありますが、相場としては1校当たり20~30万円程度かかります。
ネットの体験談からわかる現実
最後にネットの体験談からわかる大学受験の厳しい現実をご紹介します。
ヤフー知恵袋には次のような体験談がありました。
- 志望大学に全部落ちてしまった
- インフルエンザにかかってしまった
それぞれの体験談をみていきましょう。
志望大学に全部落ちてしまった
大学受験に全落ちしました。
引用元:Yahoo!知恵袋
早慶志望でMARCH1つしか受けてないのですがそのMARCHすら落ちて受験終わってからベッドの上から起き上がれません。
インスタを開いたらみんな早慶に受かって楽しそうで、私とは正反対です。
学校にも行けず卒業式の後のイベントにも行く勇気もなくひたすら引きこもっていたいです。
これからの人生どうすればいいかわからないです。
進学校に通っていたのに大学はただの女子大かって感じです。
大学も全く楽しみではないし将来やりたいこともなくただただ受験料と塾代を無駄にしてしまったことを申し訳なく思う日々です。
私はもうどうしたらいいのかわかりません、、。
志望大学に全部落ちてしまった受験生の体験談です。
友人たちは志望校に合格していて楽しそうな中、自分ひとり落ちてしまって孤独を感じたり、今後の生活に希望を持てずにつらい気持ちになったりしたそうです。
志望校に全部落ちてしまうと、今までの努力や受験にかかった費用が無駄になってしまったように感じてつらいですよね。
浪人するかどうかも悩むところだと思います。
インフルエンザにかかってしまった
突然の高熱で毎日39度の熱が出ていました。
引用元:Yahoo!知恵袋
今考えると インフルエンザの中 受験していたわけです。
で 5戦1勝。
最終日に 第一志望校だったので 熱が37度代になったせいか合格。
高校では 最低合格点より10点しか上回っていなかったのはなぜだ!
と 後日叱られました。
鈍いので 良かったのか悪かったのか…
それから 理数系ができたのに 理系クラスに行かなかったため
文系しか選べず 今となっては 大失敗だと思っています。
工学部か経済学部 文系にしても英文学科に行けば人生も変わったかと…。
受験の当日にインフルエンザで高熱が出て、実力が出せなかったという体験談です。
5校受けて4校落ちてしまったそうなので、とても残念だったと思います。
受験シーズンはインフルエンザなどの感染症が流行る時期なので、この方のように高熱が出てしまう可能性もありますよね。
厳しい現実に負けないために
現実の厳しさを知って心配や不安になったりすることがあるかもしれませんが、あらかじめ知っておくことで余裕をもって対処していくことができます。
受験に失敗したらどうしよう、落ちたらどうなるんだろうと心配な人は、ぜひこちらの記事で対処法をチェックしてみてくださいね。
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厳しい現実に負けないために、自分にできることからひとつずつ着実に進めていきたいですね。
まとめ
今回は大学受験の厳しい現実についてお伝えしてきました。
統計からわかった大学受験の現状は、次のとおりです。
- 約半数の大学生が第一志望の大学に合格・入学している
- 大学生の約2人に1人は第一志望以外の大学に入学している
- 約8割の大学生が現役で合格している
- 大学生の約5人に1人が浪人を経験している
SNSの投稿からわかった大学受験の厳しい現実については、次の3つをご紹介しました。
- 志望大学に全部落ちてしまった
- 体調を崩してしまった
- お金がかかった
ネットの体験談からは次の2つをご紹介しました。
- 志望大学に全部落ちてしまった
- インフルエンザにかかってしまった
大学受験にはこのような厳しい現実があるようです。
受験の厳しさをあらかじめ知っておくことで、余裕をもって対処していきたいですね。