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大学受験に向けた夏休みの過ごし方。計画の立て方と効率よく勉強する方法

  • 大学受験に向けた夏休みの学習計画の立て方がわからない
  • 夏休みにしっかり勉強できる方法を知りたい

大学受験に向けて勉強をがんばっている受験生の中には、夏休みについてこのような悩みや疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

夏休みは自由に過ごせる時間が多いので、まとまった勉強ができる大きなチャンスですよね。

そのため、この夏休みをどう過ごすかによって受験に大きく差がついてしまうと言っても過言ではありません。

Shion
ここでは元塾講師のShionが受験生の夏休みについて、次の2つを詳しくお伝えします。
  • 大学受験に向けた夏休みの計画の立て方
  • 夏休みに効率的な勉強ができる7つのコツ

しっかりとした計画と効率的な勉強方法で、充実した夏休みにしていきたいですね。

大学受験に向けた夏休みの計画の立て方

夏休みに受験勉強をがんばりたいけれど、どうしたらいいんだろう。
悩める学生
Shion
長い休みを無駄にしないためにも、まずはしっかりと計画を立てておきましょうね。

夏休みは学校の授業がない分、まとまった時間を受験勉強に費やすことができますね。

でもきちんと計画を立てておかないと、「気が付いたら夏休みが終わっていた」なんてことになってしまうかもしれません。

ここでは夏休みの計画の立て方について、次の5つのステップごとに詳しくお伝えしていきます。

夏休みの計画の立て方

  1. 夏休みにするべきことをピックアップする
  2. 優先順位をつける
  3. 週ごとの計画を立てる
  4. 日ごとの計画を立てる
  5. 振り返りをして計画を見直す

Shion
夏休みの計画の立て方に悩んでいる人は参考にしてくださいね。

①夏休みにするべきことをピックアップする

夏休みってどんなことをしておけばいいの?
悩める学生
Shion
夏休みにしておくべきことは人それぞれなので、優先順位をつけて紹介しますね。

夏休みにしておきたいこと

  1. 受験科目の基礎固め
  2. 苦手科目の克服
  3. 共通テスト(旧センター試験)レベルの問題演習
  4. 志望大学の個別試験の対策

夏休みに最低限しておきたいこと、それは受験科目の基礎固めです。

自分の志望大学に必要な科目を調べて、その科目の基礎的な内容は夏休みまでにしっかり押さえておきたいですね。

次に取り組みたいのは苦手科目の克服です。

他の科目よりも明らかに苦手な科目がある場合、まとまった時間がとれる夏休みのうちにしっかりと克服しておきましょう

Shion
2学期から苦手科目を何とかしようとするのはとても難しいんです。

基礎固めがしっかりできていて苦手な科目も克服できている人は、仕上げとして共通テスト(旧センター試験)レベルの問題演習をしてみましょう。

基礎的な内容の問題なので自分の現時点での実力を知ることができ、入試に向けてモチベーションを上げることができます。

さらに余裕がある人は、夏休みのうちに志望大学の個別試験の内容を調べて、対策をしておくとよいでしょう。

志望大学の個別試験のレベルと今の自分の実力の差がわかれば、2学期からの受験勉強に効率的に取り組めますね。

Shion
夏休みにするべきことがわかったら、その内容に必要な教材を用意しましょう。

②優先順位をつける

夏休みに自分がするべきことをピックアップできたら、その内容の中で優先順位をつけていきます。

たとえば基礎レベルの問題集をする場合、単元ごとに優先順位をつけていきましょう。

夏休みに1冊問題集を終わらせると決めても、時間が足りなくて最後までやりきれない可能性もあります。

そのため、基礎ができていない単元があったらそれを再優先して、あとは苦手だと思う順に順位をつけていきましょう。

Shion
基礎ができていない単元と苦手な単元を優先的に勉強したいですね。

さらに受験に必要な科目の中でも優先順位をつけていきましょう。

計画を立てるときに苦手な科目を多めに入れるとよいですね。

③週ごとの計画を立てる

夏休みに勉強する内容を決めて優先順位をつけたら、どうすればいいの?
悩める学生
Shion
次はその内容を週ごとに大まかに分けていきます

実際にその単元を勉強するのにどのくらい時間がかかるのか、この段階ではまだわからないと思うので、大まかに分けて大丈夫です。

ここでのポイントは、夏休みが5週間あるとしたら、勉強する内容を4週に分けることです

最後の5週目は時間が足りなくなったときに調節する期間にしたいので、5週目は空けておいてくださいね。

週ごとの計画例

夏休み数学英語国語
1週目数列p50~p75関係代名詞p40~p65文法p30~p50
2週目○○〇○○○○○○
3週目○○○○○○○○○
4週目○○○○○○○○○
5週目調整日調整日調整日
※○○○に単元や問題集のページを入れます。

④日ごとの計画を立てる

週ごとに勉強する内容が決まったら、日ごとの計画を立てます。

日ごとの計画ってどうやって立てるの?
悩める学生
Shion
1週間の内容を曜日ごとに分けていくといいですね。

まずは夏休み1週目の内容を6つに分けてみます

ここも大まかで大丈夫です。

ここでのポイントは、日曜日を調整日にして、月曜日から土曜日までの6日に分けることです。

日ごとの計画例

1週目数学英語国語
月曜日数列p50~p55関係代名詞p40~p45文法p30~p35
火曜日○○○○○○○○○
水曜日○○○○○○○○○
木曜日○○○○○○○○○
金曜日○○○○○○○○○
土曜日○○○○○○○○○
日曜日調整日調整日調整日
※○○○に単元や問題集のページを入れます。

1週間の内容が土曜日までに終わらなかった場合は、調整日の日曜日に取り組みます。

土曜日までに終わっている場合は、遅れている科目を入れるか次の週の内容を先取りして進めていきましょう。

次のようなスケジュール表に学習内容を書き込んでもいいですね。

毎日全ての科目を勉強しなければいけないわけではないので、「この日は数学だけに集中する日」、「国語と英語だけの日」などがあっても大丈夫です。

その辺りはお好みで、自分に合った計画を立ててくださいね。

⑤振り返りをして計画を見直す

振り返りって何をすればいいの?
悩める学生
Shion
1日ごとや1週間ごとに、勉強した内容を振り返ります。実は振り返りがとても大事なんです。

まず1日の学習が終わったら、勉強した内容と計画していた内容を比べて次の日の計画を見直します。

当日に終わらなかった内容があったら翌日に持ち越して、日ごとや科目間で調整しましょう。

ここでのポイントは、計画通りに進まないのは当たり前なので、日ごとや週ごとにこまめに調整していくことです。

Shion
計画通りに進まなくても大丈夫なので、あまり気に病まないでくださいね。

他には、その日の学習内容でポイントになったことや1日の過ごし方、集中して勉強できたかなども合わせて振り返れるといいですね。

振り返って反省して次に生かしていく、というサイクルができると計画をうまく生かして勉強を進めていくことができます。

計画を立てるポイント

  • 計画を詰めすぎずに調整日を設ける
  • 日ごとや週ごとに振り返りをしてこまめに調整していく

夏休みに効率的な勉強ができる7つのコツ

夏休みは長いから、やる気が続かなくなりそう。
悩める学生
Shion
長い夏休みでもやる気を持続させて効率的に勉強ができるコツを7つ紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

ここでは夏休みに効率的な勉強ができるコツを7つにまとめてご紹介します。

夏休みに効率的な勉強ができる7つのコツ

  1. 1日の時間割を作る
  2. 翌朝に勉強する内容を決めて、寝る前に机の上に用意しておく
  3. スキマ時間にすることを用意しておく
  4. 集中できない時は勉強場所を変える
  5. 気分転換できるものを用意しておく
  6. 睡眠時間を確保する
  7. 自分にご褒美を用意する

①1日の時間割を作る

時間割ってどうやって作るの?
悩める学生
Shion
起きる時間や寝る時間、勉強時間などを決めて表やグラフに書き込みます。

まず起床時間と就寝時間を決めて書き込みます。

次に勉強時間を決めて記入していきましょう。

できれば睡眠時間は7時間以上、勉強時間は10時間くらいに設定できるといいですね。

休憩時間は必要ですが、無駄な時間を作らないようにすれば1日10時間くらいは勉強時間を確保できるのではないでしょうか。

Shion
学校がある日のように、午前3時間、午後4時間、夜3時間などと分けて取り組めるとメリハリがついていいですね。

②翌朝に勉強する内容を決めて、寝る前に机の上に用意しておく

夏休みの午前中、朝からやる気が出ない時もありませんか。

そんな時におすすめなのが、前の晩にあらかじめ翌朝に勉強する内容を決めて、机の上に問題集などを用意しておく方法です。

Shion
さらに問題集のページを開いて、筆記用具をセットしておくのもよいでしょう。

朝やる気が出ない時でも机の上に一式セットしてあれば、あとは椅子に座るだけで勉強に取り掛かることができますね。

なかなかやる気が出ない時は取り掛かるのに労力が必要になるので、この方法はおすすめですよ。

③スキマ時間にすることを用意しておく

効率良く勉強するためにはちょっとしたスキマ時間を有効に使えるといいですね。

たとえば英単語や漢字の暗記や復習など、短時間でできる内容をあらかじめいくつか用意しておきましょう。

Shion
何種類か用意してセットしておくと、空いた時間に気軽に取り組むことができますよ。

④集中できない時は勉強場所を変える

夏休みはついついテレビを見たりゲームをしてしまったりして、なかなか勉強に集中できないんだよね。
悩める学生
Shion
勉強に集中できない時は勉強場所を変えてみるといいですよ。

たとえば自宅のなかでも、自分の部屋やリビング、廊下、キッチンなどいくつか場所があると思うので、その時に集中できそうな場所に移動して勉強するのもよいでしょう。

自宅が難しい場合は、図書館や塾の自習室など、勉強の妨げになるものが少ない場所を選ぶといいですね。

場所が変わることで気分転換にもなるので、集中できない時はおすすめの方法です。

⑤気分転換できるものを用意しておく

勉強に集中して取り組むことは大事ですが、長時間集中し続けるのは難しいですよね。

無理して長時間続けるよりは、時間で区切って休憩や気分転換をした方が効率的です。

その時のために、自分が気分転換できるものをあらかじめ用意しておきましょう。

Shion
音楽を聴く、短時間の動画を見る、家の周りを散歩するなど自分の好きなことがいいですね。

また受験生は運動不足になりやすいので、毎日時間を決めてストレッチや軽い筋トレをするのもおすすめです。

⑥睡眠時間を確保する

受験生がたくさん眠ってもいいの?
悩める学生
Shion
睡眠は体と心の健康のためにとても大事なんですよ。

昔は受験生は睡眠時間を削ってでも勉強するようにと言われていた時代もありました。

しかし、睡眠を削ることは体と心の健康に悪影響があるばかりか、勉強の効率自体も悪くなってしまうんです。

必要な睡眠時間には個人差がありますが、なるべく7時間以上は確保してほしいです。

しっかり睡眠をとって効率良く勉強に取り組みたいですね。

⑦自分にご褒美を用意する

これは「がんばって勉強ができたら」という条件で、自分にご褒美を用意するとモチベーションがアップするというわかりやすい方法です。

ご褒美は自分が好きなものなら何でもいいです。

Shion
いくつか例をあげてみますね。
  • 1日の目標を達成出来たら、好きなお菓子を1個食べていい
  • 1週間の目標を達成できたら、日曜日に2時間まで好きな場所に出かけてもいい
  • 1週間勉強をがんばれたら、録画しておいたドラマやアニメを見てもいい
  • 1か月間勉強をがんばれたら、花火大会やスイーツバイキングに行ってもいい
  • 夏休みの目標を達成できたら、友人と映画を見に行ってもいい

このご褒美を自分の好きなものに置き換えてみてください。

いかがでしょうか、少しやる気が出てきませんか。

夏休みは長いので、いろいろな工夫をして自分で自分のやる気を持続させていきたいですね。

Shion
ちょっとした工夫やあらかじめ用意しておくことで、長い夏休みでも効率良く勉強することができます。

自分だけのスペシャルな勉強方法もぜひ見つけてみてくださいね。

まとめ

今回は受験生の夏休みについて、次の2つを詳しくみてきましたね。

  • 大学受験に向けた夏休みの計画の立て方
  • 夏休みに効率的な勉強ができる7つのコツ

夏休みの計画の立て方については、次の5つのステップごとに詳しくお伝えしました。

夏休みの計画の立て方

  1. 夏休みにするべきことをピックアップする
  2. 優先順位をつける
  3. 週ごとの計画を立てる
  4. 日ごとの計画を立てる
  5. 振り返りをして計画を見直す

夏休みに効率的な勉強ができるコツについては、次の7つをご紹介しました。

夏休みに効率的な勉強ができる7つのコツ

  1. 1日の時間割を作る
  2. 翌朝に勉強する内容を決めて、寝る前に机の上に用意しておく
  3. スキマ時間にすることを用意しておく
  4. 集中できない時は勉強場所を変える
  5. 気分転換できるものを用意しておく
  6. 睡眠時間を確保する
  7. 自分にご褒美を用意する

自分に合った計画と効率的な勉強方法で、充実した夏休みにしていきたいですね。

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