- 数学青チャートの使い方がよくわからない
- 数学青チャートの効率的な使い方を知りたい
青チャートは長年にわたり多くの受験生に愛用されている参考書ですが、実は使い方にはコツがあるので、どのように使ったらいいのか良くわからないという人もいるのではないでしょうか。
また青チャートは問題数がとても多いので、効率的な使い方があるのなら知っておきたいですよね。
- 数学青チャートの基本的な使い方
- 数学青チャートの効率的な使い方
青チャートをこれから使う人も、もうすでに使っているという人もぜひ参考にしてくださいね。
数学青チャートの基本的な使い方
青チャートの特長
青チャートは丁寧な解説や問題量の多さから信頼があり、長年にわたって多くの受験生に愛用されている参考書です。
チャート式参考書の難易度は、「白<黄<青<赤」の順に上がっていき、青チャートは教科書レベルから難関大入試レベルまで幅広く対応しています。
青チャートは次のような構成になっています。
青チャートの構成
- 基本事項
- 例題 ①基本例題 ②重要例題 ③演習例題
- 練習問題
- EXERCISES
- 総合演習
- 実践編
- 索引
青チャートの基本的な使い方
青チャートは教科書レベルから難関大入試レベルまで、幅広く対応している参考書です。
そのため、最初から順番に進めていくと問題のレベルの高低差が大きくなり、とても非効率になってしまいます。
青チャートの基本的な使い方
自分のレベルや目的によって、次のように解く問題を選びます。
- 教科書レベルの学習をしたい人→基本例題(難易度1と2)
- 教科書レベルが身についている人→基本例題(難易度3)
- 入試対策をしたい人→重要例題や演習例題
- 入試実践力をさらに高めたい人→総合演習
- 大学入学共通テストの対策をしたい人→実践編
それぞれの使い方について詳しくみていきましょう。
1、教科書レベルの学習をしたい人
基本例題の難易度数1と2に取り組みます。
教科書レベルの日常的な学習や、定期テスト対策をしたい人にもおすすめの使い方です。
ここでは下のような基本例題の難易度1と2だけ取り組んでいきます。
まず基本例題の難易度1と2を、指針や解答を見ないで解いてください。
次にページの下にある解答を見て答え合わせをします。
解けなかったら基本事項に戻って確認してください。
2、教科書レベルが身についている人
基本例題の難易度3に取り組みます。
解けなかったら基本事項や基本例題の難易度1と2を確認して、再度挑戦してみてください。
しっかりとできるようになったら、練習問題などに取り組むと良いでしょう。
3、入試対策をしたい人
重要例題や演習例題に取り組みます。
解けなかったら関連する基本例題に戻って確認してください。
例題がしっかり解けるようになったら、EXERCISESに取り組むと良いでしょう。
4、入試実践力をさらに高めたい人
巻末の総合演習に取り組みます。
もし解けない問題があったら、関連する例題まで戻って確認してください。
総合演習は難問なので、難関大の入試に向けてさらに力を高めたい人におすすめです。
5、大学入学共通テストの対策をしたい人
巻末の実践編に取り組みます。
もしわからない問題があったら、関連する例題が記載されているので、そこに戻ってしっかりと確認しましょう。
数学青チャートの効率的な使い方
青チャートは基本的な使い方をする以外にも、受験勉強や定期テストに向けた効率的な使い方があります。
ここでは2つご紹介していきます。
青チャートの効率的な使い方
- 例題だけ完璧にする
- 辞書として使う
それぞれの使い方について詳しくみていきましょう。
①例題だけ完璧にする
青チャートは問題数がとても多く、問題のレベルが幅広いのが特長です。
青チャートの特長のところでもお伝えしましたが、青チャートの構成は次のようになっています。
青チャートの構成
- 基本事項
- 例題 ①基本例題 ②重要例題 ③演習例題
- 練習問題
- EXERCISES
- 総合演習
- 実践編
- 索引
これを全部解いていこうとするとものすごく時間がかかってしまうので、忙しい受験生にとっては現実的ではないかもしれません。
もちろん数学に時間をかけたい人や数学重視の受験をする人は、時間をかけてじっくりと取り組むことをおすすめします。
例題だけ完璧にする使い方
- 例題を解き、できなかったところにふせんを貼る
- できなかった例題の解説を読んで、ノートに解いてしっかりと理解する
- 勉強したい範囲の1周目が終わったら、2周目はふせんが貼ってある例題だけ解く
- できたところはふせんを外す
- できなかった例題は、解説を読んでノートに解いて理解する
- 勉強したい範囲の2周目が終わり、まだふせんが残っていたら3周目以降を繰り返す
下の写真のように、できなかった例題だけふせんを貼っていきます。
ふせんは細いものを用意するか、細長く切って使用すると使いやすいです。
できた問題はくり返さず、できなかった問題だけをできるようになるまでくり返し学習するという方法です。
例題はレベル別に表示があるので、自分に必要なレベルの例題を選んで取り組んでくださいね。
②辞書として使う
青チャートはあらゆる問題の解き方が載っている網羅系の参考書なので、辞書のように解き方を調べるのに使うことができます。
次のようなときに辞書として使うと便利なのでおすすめです。
辞書として使うおすすめの場面
- 模試や定期テストなどの間違えた問題を復習したいとき
- 過去問を解いてわからない問題があったとき
- 授業でわからない問題があったとき
目次や巻末の索引から、解き方が載っているページを調べることができます。
教科書で調べるよりも、青チャートの方がわかりやすい構成になっているのでおすすめです。
青チャートは網羅系の参考書なので、多くの問題集に手を出すよりはこの青チャートだけに集中して取り組む方が効果が出やすいと思います。
特に「時間がない」という人は、ここで紹介した効率的な使い方を意識して取り組んでみてくださいね。
まとめ
今回は数学青チャートの使い方について、次の2つを詳しくお伝えしてきました。
- 数学青チャートの基本的な使い方
- 数学青チャートの効率的な使い方
青チャートの基本的な使い方は次の通りです。
青チャートの基本的な使い方
自分のレベルや目的によって、次のように解く問題を選びます。
- 教科書レベルの学習をしたい人→基本例題(難易度1と2)
- 教科書レベルが身についている人→基本例題(難易度3)
- 入試対策をしたい人→重要例題や演習例題
- 入試実践力をさらに高めたい人→総合演習
- 大学入学共通テストの対策をしたい人→実践編
青チャートの効率的な使い方は次の2つをご紹介しました。
青チャートの効率的な使い方
- 例題だけ完璧にする
- 辞書として使う
青チャートの効果的な使い方をマスターして、数学の実力をあげていきたいですね。